明日から公開の映画『フロントラナー』は、ケネディ再来とまで言われ、民
主党の大統領最有力候補だったゲイリー・ハートの物語。
Up until 1987, the US media turned a blind eye to the private lives of their
politicians and presidents.
FDR, Eisenhower, JFK and LBJ all had mistresses (Nixon was too busy
breaking the law), but none were called out on their behaviour by a largely
male-dominated press corps.)
それまでの大統領や政治家なら、愛人が何人いてもマスコミは見て見ぬふり
をし、取り上げることはなかった。
実際、映画の中でも、リンドン・ジョンソン(ケネディ暗殺後の大統領)
でさえ、愛人がいて、「愛人のことは目をつむってくれ」と言ったという
セリフがあった。
歴史の転換点(tipping point)となったゲイリー・ハートの愛人問題。
「愛人がいる、不倫」→「良き家庭人ではない、倫理観に問題あり、政治家
としてふさわしくない」という考え方。
政治家は高潔であるべきか。
倫理観にも、高潔かどうかにもクエスチョンマークがつくトランプ氏が大統
領になっているアメリカ。
『フロントラナー(The Front Runner)』
監督:ジェイソン・ライトマン(『マイレージ、マイライフ』、
『サンキュー・スモーキング』、『JUNO/ジュノ』)
出演:ヒュー・ジャックマン、ヴェラ・ファーミガ、J.K.シモ
公式サイト:http://www.frontrunner-movie.j